第8-1日 Vol.197  今當に誰にか問うべき 【序品第一】(四十九~五十五行)

法華経 序品第一


★★ きょうの謎!
 
その謎1:釈迦の眉間白毫相の光のことを弥勒菩薩は神變の相と考え、四衆及び神々は光明

     神通の相と考えたのは、どちらも各々に新しい種類の神の光であると感じたとい

     うことでしょうか?
   
その謎2:天神・竜神・鬼神などは神でありながら、釈迦の放った光の種類がわからず、佛

     の光ではなく、ただ神の力による光だと思い込んだのでしょうか?
 

■■第8-1日 Vol.197
 
 今當に誰にか問うべき
 
  【序品第一】
  (四十九~五十五行)

 

■■今日の一偈一句
 
 ソ トキ  ビク ビクニ  ウバソク  ウバイ オヨ モロモロ テンリュウ キジントウ コトゴト コ
 爾の時に比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷及び諸 の天・龍・鬼神等、咸 く此
 
  ネン ナ    コ ホトケ コウミョウジンヅウソウ イママサ タレ  ト     ソ トキ ミ
 の念を作さく、是の佛の光明神通の相を、今當に誰にか問うべき。爾の時に彌
 
 ロクボサツミズカウタガイ ケッ   ホッ  マタ シュ ビク ビクニ  ウバソク  ウバイ オヨ 
 勒菩薩自ら疑 を決せんと欲し、又四衆の比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷及び
 
 モロモロ テン リュウ キジントウ シュエ ココロ カン   モンジュシリ ト   イ   ナン イン
 諸 の天・龍・鬼神等の衆會の心を觀じて、文殊師利に問うて言わく、何の因
 
 ネン モッ コ ズイジンヅウソウ  ダイコウミョウ ハナ トウボウマン  ド テラ      
 縁を以て此の瑞神通の相あり、大光明を放ち東方萬八千の土を照したもうに、
 
 コトゴ カ ホトケ コッカイショウゴン ミ
 悉 く彼の佛の國界の莊嚴を見る。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷及び諸々の天神・龍神・鬼神等は、こと
 
ごとくこの念を作した、この佛の光明神通の相を、今明らかに誰に対して問うべ
 
きなのかと。その時に弥勒菩薩は自ら疑いを解決しなければならないと意気込み、
 
又四衆の比丘・比丘尼・優婆塞・優婆夷及び諸々の天神・龍神・鬼神等の会衆の
 
心を察することにより、文殊師利に問いただしてみた、何の因縁をもってこの瑞
 
や神通の相があるのか、大光明を放ちて東方の一万八千の国土を照し出されたが、
 
ことごとく彼方の佛の国域の素晴らしくも豪華な情景を見るのは。
      
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、初めてこの経文に弥勒菩薩が登場し、釈迦の放った眉間白毫相の光が東方
一万八千の諸国を照らし出し、その諸国の有りのままの様子が映し出されたのを
その会場内に来ていた弥勒菩薩はその様子を見るなり、この神變の相は一体何で
あるのかと怪しみ、この会場内で誰か知っている者は居ないかと考え、そして文
殊師利法王子なら知っているはずであると思い、直接問いかけてみようと心に決
めたシーンでした。
 
今回は、弥勒菩薩と同じく、釈迦の放った光の現象を見た、その場の四衆及びさ
まざまな天神・竜神・鬼神なども弥勒菩薩とまったく同様にこの佛の光明神通の
相の不思議な現象を今すぐにも誰に問えば良いのかと不安に思い始めたのでした。
 
そのように場内が不穏な空気にざわめき出した時、弥勒菩薩は決意してこの疑い
をこの場で明かしておきたいと思い、また、場内の四衆及びさまざまな天神・竜
神・鬼神等の大衆からの同様な心を観じて、思い切って文殊師利菩薩へ問いかけ
たのでした。
 
「何の因縁があって、この瑞・神通の相を生じたのか、大光明を放ち東方一万八
千の国土を照らすこと、鮮やかにその彼方の佛の住む国域の隅々までの荘厳を見
るということは」と。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:釈迦の眉間白毫相の光のことを弥勒菩薩は神變の相と考え、四衆及び
     神々は光明神通の相と考えたのは、どちらも各々に新しい種類の神の
     光であると感じたということでしょうか?
   
その謎2:天神・竜神・鬼神などは神でありながら、釈迦の放った光の種類がわ
     からず、佛の光ではなく、ただ神の力による光だと思い込んだのでし
     ょうか?
 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 1
  • #1

    ぶっけん成安田 (月曜日, 06 8月 2018 18:01)

    日本国が農業を制度化した時、国土利用を民間主体と天皇主体とに公平に分けた。
    これって何より大事!