★★　きょうの謎！
　
その謎１：嗅ぐことを聞（か）ぐとしているのはどうしてでしょうか？
　
その謎２：さまざまな香りを嗅げる徳は、他の衆生を救済するためのものではない

　　　　　のでしょうか？
　
　
■■第9-19日　　Vol.242
　
　天上諸天の香を聞がん
　
　　【法師功徳品第十九】
　　（五十五～六十一行）
　
■■今日の一偈一句
　
　ﾏﾀﾏﾀｼｭｼﾞｮｳｶ　ｿﾞｳ　ｶ　　ﾒ　ｶ　　ｺﾞﾖｳﾄｳ　ｶ　ﾅﾝ　ｶ　　ﾆｮ　ｶ　ﾄﾞｳｼﾞ　ｶ　ﾄﾞｳ
　又復衆生の香・象の香・馬の香・牛羊等の香・男の香・女の香・童子の香・童
　
　ﾆｮ　ｶ　　ｵﾖ　ｿｳﾓｸｿｳﾘﾝ　ｶ　ﾜｷﾏ　ｼ　　　ﾓ　　　ﾁｶ　ﾓ　　ﾄｵ　　ｱﾗﾕ　ﾓﾛﾓﾛ　
　女の香・及び艸木叢林の香を別え知らん。若しは近き若しは遠き、所有る諸　
　
　　ｶ　ｺﾄｺﾞﾄ　ﾐﾅｶ　　　　　ｴ　ﾌﾝﾍﾞﾂ　ｱﾔﾏ　　　ｺ　ｷｮｳ　ﾀﾓ　　ﾓﾉ　　ｺｺｼﾞｭｳ
　の香、悉　く皆聞ぐことを得て分別して錯らじ。是の經を持たん者は、此に住
　
　　　　ｲｴﾄﾞﾏﾀﾃﾝｼﾞｮｳｼｮﾃﾝ　ｶ　ｶ　　　ﾊ　ﾘｼｯﾀ　ﾗ　ｸﾍﾞｲﾀﾞﾗｼﾞｭｺｳｵﾖ　ﾏﾝﾀﾞﾗ　ｹ
　せりと雖も亦天上諸天の香を聞がん。波利質多羅・拘睥陀羅樹香及び曼荼羅華
　
　ｺｳ　ﾏｶ　ﾏﾝﾀﾞﾗ　ｹｺｳ　ﾏﾝｼﾞｭｼｬｹｺｳ　ﾏｶ　ﾏﾝｼﾞｭｼｬｹｺｳ　ｾﾝﾀﾞﾝｼﾞﾝｽﾞｲｼｭｼﾞｭ　ﾏｯｺｳ
　香・摩訶曼荼羅華香・曼殊沙華香・摩訶曼殊沙華香・栴檀・沈水・種種の抹香
　
　　ﾓﾛﾓﾛ　ｻﾞｯｹｺｳ　ｶｸ　ｺﾞﾄ　ﾗ　ﾃﾝｺｳﾜｺﾞｳ　　ｲﾀﾞﾄｺﾛ　ｶ　　ｶ　ｼ
　・諸　の雜華香、是の如き等の天香和合して出す所の香、聞ぎ知らざることな
　
　
　けん。　
　
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　　1.　今日の解読！　　（苦）
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またまた衆生の香・象の香・馬の香・牛羊等の香・男の香・女の香・童子の香・
　
童女の香・及び草木雑林の香をわきまえて知るのである。近きであろうと遠きで
　
あろうと、有ゆる所の諸々の香を、ことごとく皆かぐことを得て分別して錯覚す
　
ることはないのである。この法華経を受持する者は、この人間界に住していると
　
いえどもさらにまた天上界の諸天神の居る所の香をもかぎ分けるのである。波利
　
質多羅・拘睥陀羅樹香及び曼荼羅華香・摩訶曼荼羅華香・曼殊沙華香・摩訶曼殊
　
沙華香・栴檀・沈水などの種々の抹香・諸々の華が混じり合った雜華香、このよ
　
うな幾つもの天上界の香が和合して出す所の香など、どれもかぎ知らざるものは
　
ない。
　
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　　2.　今日の説法！　　（集）
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今回も前回からの八百の鼻の功徳についての続きです。
　
前回はこの人間界の三千大千世界の上下内外の種々な諸々の香をかぐことができ、
ことごとく高い能力の分別をできると言ってました。
　
そして今回は、さらにまた衆生の香・象の香・馬の香・牛羊等の香・男の香・女
の香・童子の香・童女の香・及び草木雑林の香をわきまえて知ることができると
言ってます。
それは、近くも遠くも、あらゆる所の諸々の香を、ことごとく皆かぐことをでき
て分別して錯覚することはないと言ってます。
　
なお、この法華経を受持する者は、この人間界に住しているといえどさらにまた
天上界の諸天神の居る所の香すらもかぎ分けることができるそうです。
それは、波利質多羅・拘睥陀羅樹香及び曼荼羅華香・摩訶曼荼羅華香・曼殊沙華
香・摩訶曼殊沙華香・栴檀・沈水などの種々の抹香・諸々の華が混じり合った雜
華香、このような複数の天上界の香が和合して出す香など、どれをもかぐことが
でき、知ることのできないものなどないと言っています。
　
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　　3.　今日の謎 !　　　（滅）
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう！
　
その謎１：嗅ぐことを聞（か）ぐとしているのはどうしてでしょうか？
　
その謎２：さまざまな香りを嗅げる徳は、他の衆生を救済するためのものではな
　　　　　いのでしょうか？
　