第10-6日 Vol.256  彼の國は常に菩薩を以て莊嚴せん 【授記品第六】(五十八~六十四行)

法華経 授記品第六

 
★★ きょうの謎!
   
その謎1:佛の法の中という表現は、法を指導している中という意味のようです

     が、前品などのように時の法王支配の後に如來が戦いのため出現してき

     た状態が法の中ということでしょうか?
   
その謎2:佛の寿とは、実際に如來として姿を現している期間をいうのでしょう

     か?
  
 
■■第10-6日  Vol.256
 
 彼の國は常に菩薩を以て莊嚴せん
 
  【授記品第六】
  (五十八~六十四行)
 
■■今日の一偈一句
 
  ソ ホトケ ホウ ナカ   モロモロ ボサツオオ  ミナコトゴト リコン    フタイ リン テン
  其の佛の法の中には 諸 の菩薩多く 皆悉 く利根にして 不退の輪を轉
 
     カ クニ ツネ  ボサツ モッ ショウゴン  モロモロ ショウモンシュショウシュ
  ぜん 彼の國は常に 菩薩を以て莊嚴せん 諸の声聞衆 稱數すべからず 
 
  ミナサンミョウ エ ロクジンヅウ グ ハチゲダツ ジュウ ダイイトク    ソ ホトケ セッポウ
  皆三明を得 六神通を具し 八解脱に住し 大威徳あらん 其の佛の説法に
 
    ムリョウ ジンヅウヘンゲ ゲン     フカシギ     ショテン ニンミン カズゴウジャ
  は 無量の神通 變化を現ずること 不可思議ならん 諸天・人民 數恒沙
 
   ゴト     ミナトモ ガッショウ ブツゴチョウジュ  ソ ホトケ マサ ジュジュウニショウコウ
  の如くにして 皆共に合掌し 佛語を聽受せん 其の佛は當に壽 十二小劫
 
       ショウホウヨ ジュウ    ニジュウショウコウゾウボウマタジュウ   ニジュウショウコウ
  なるべし 正法世に住すること 二十小劫 像法亦住すること 二十小劫な
 
  
  らん
    
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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 その佛の法の中には 諸々の菩薩多く居て 皆ことごとく利根であって 不退
 
 の輪を転ずる 彼の国は常に 菩薩によりて荘厳される 諸々の声聞衆は そ
 
 の数の多さは喩えようもない 皆三明を会得し 六神通を具足し 八解脱に定
 
 住し 大威徳がある その佛の説法には 無量の神通 変化を現ずる力は と
 
 ても不可思議である 諸天・人民は その数恒沙の如く存在して 皆が共に合
 
 掌し 佛語を聴受する その佛は當に寿命は 十二小劫になるであろう 正法
 
 世に住すること 二十小劫 像法もまた住すること 二十小劫になるであろう
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、釈迦は四大弟子のうち二番目に授記を与えた須菩提について、偈を説いて
繰り返し授記内容を説き始めました。
 
須菩提は名相如來という佛になることで、最後身に於て三十二相を得、その佛の
国土は、荘厳清浄第一であって、衆生皆の憧れとなると表現しました。
 
今回はその偈の続きで、その名相如來の法の中には多くの菩薩が居て、皆利根に
して、不退の転輪を行ずるそうです。
その佛の国は常にその菩薩たちによって清淨に荘厳されるそうで、諸々の声聞衆
もまた喩えきれないほど多勢居て、皆が三明を得て、六神通をしっかり具足して、
八解脱の修行を日常的に過ごしているそうで、大威徳がとてもあるそうです。
 
また、その佛が説法する時には、無量の神通や神變を現ずる力が、たいそうに不
可思議であるそうです。
その中で諸々の天神や人民は、その数は恒沙の如く無量であっても、皆が共に合
掌を行ない、佛語をしっかり聴受するそうです。
 
その名相佛は、まさにその寿命十二小劫、正法二十小劫、像法もまた二十小劫に
なると説きました。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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さて、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:佛の法の中という表現は、法を指導している中という意味のようです
     が、前品などのように時の法王支配の後に如來が戦いのため出現して
     きた状態が法の中ということでしょうか?
   
その謎2:佛の寿とは、実際に如來として姿を現している期間をいうのでしょう
     か?
 

法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
本日品の続き解明文、【今日の謎!シリーズの答え、解説など詳細満載】
 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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コメント: 1
  • #1

    安田 和正 (金曜日, 06 2月 2015 00:20)

    「仏は実には滅度せず、その末法が終了するまでが寿命の期間」