第10-19日 Vol.269  又諸天の身の香を聞がん 【法師功徳品第十九】(六十一~六十六行)



★★ きょうの謎!
 
その謎1:諸天神の身体の香りを嗅ぐなどは失礼ではないのでしょうか?
 
その謎2:刀利天などで男女が遊び戯れている様子などを知ることは教育上、如何

     わしいものではないでしょうか?
 
 
■■第10-19日  Vol.269
 
 又諸天の身の香を聞がん
 
  【法師功徳品第十九】
  (六十一~六十六行)
 
■■今日の一偈一句
 
 マタショテン ミ  カ カ   シャクダイカンニンショウデン ウエ    ゴヨク ゴラク キ ケ
 又諸天の身の香を聞がん。釋提桓因の勝殿の上にあつて、五欲に娯樂し嬉戲す
 
  トキ カ  モ  ミョウホウドウウエ     トウリ ショテン タメ セッポウ  トキ カ  モ
 る時の香、若しは妙法堂の上にあつて、刀利の諸天の爲に説法する時の香、若
 
    モロモロ ソノ オイ ユ ケ  トキ カ  オヨ ヨ テントウ ナンニョ ミ  カ ミナコトゴト
 しは 諸 の園に於て遊戲する時の香、及び餘の天等の男女の身の香、皆悉 
 
  ハル  カ   カク ゴト テンデン スナワ ボンテン イタ カミウチョウ イタ ショテン ミ カ
 く遥かに聞がん。是の如く展轉して乃ち梵天に至り上有頂に至る諸天の身の香、
 
 マタミナコレ カ  ナラビ ショテン タ トコロ コウ カ
 亦皆之を聞ぎ、並に諸天の燒く所の香を聞がん。 
 
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
____________________________________
 
また諸天の身の香を嗅げるのである。釈提桓因(しゃくだいかんにん:帝釈天)
 
の勝殿の上にある所、五欲に娯楽し嬉戲する時の香、もしは妙法堂(みょうほう
 
どう:釈提桓因の住する天宮の名)の上の所にあって、刀利の諸天の為に説法す
 
る時の香、もしは 諸々の園に於て遊戲する時の香、及び他の天等の男女の身の
 
香、皆ことごとく遥かに嗅げるのだ。このように展転としてそのまま梵天に至り
 
上は有頂に至る諸天の身の香、また皆これを嗅ぎ、並びに諸天の焚く所の香を嗅
 
げるのである。
 
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
____________________________________
 
今回も前回からの八百の鼻の功徳についての続きです。
 
前回は、衆生の香・象の香・馬の香・牛羊等の香・男の香・女の香・童子の香・
童女の香・及び草木雑林の香、そして更にまたこの法華経を受持する者は、この
人間界に住しているといえど、天上界の諸天神の居る所の香かぎ分けることがで
きるということでした。
 
今回は、諸天神の身体そのものの香りを嗅ぐことができると言っています。
 
それは釈提桓因、つまり帝釈天の更に上の世界にて、五欲に娯楽し、宴会に戯れ
ている時の様子の香り、若しくは妙法堂という釈提桓因の住する天宮の上で行わ
れているという、刀利の諸天の為に説法する時の香り、若しくは諸々の園に於て
遊び戯れる時の香り、及びその他の天神等の男女の身体の香り、それら皆ことご
とく遥か彼方に嗅ぐことができる。
 
このように幾つもの世界を展転として最初の梵天に至り天上界最上の有頂天に至
る諸天の身体の香りを、またこれを嗅ぎ、並びに諸天の焚いている所の焼香を嗅
げるのである。
 
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
____________________________________
 
まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:諸天神の身体の香りを嗅ぐなどは失礼ではないのでしょうか?
 
その謎2:刀利天などで男女が遊び戯れている様子などを知ることは教育上、如
     何わしいものではないでしょうか?
 

ご案内

法華経 序品第一

 

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★
 
本日品の続き解明文、【今日の謎!シリーズの答え、解説など詳細満載】
 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
は、有料メールマガジン『ぶっけんの毎日ホッ法華経!DM328』のご購読でお読みいただけます。どうぞご活用ください
 
購読料:月々¥840円(消費税込み)
ご購読希望の方は、「発行メールマガジン・SNSのご紹介」ページ からお申し込みください。 

 上記ブログをお読みになった感想、ご案内への問い合わせ等、どんなことでも構いません、下記フォームに記載の上、送信してください。🌷このメッセージフォームでの記載内容は公開されません。公開用掲示板へのコメント投稿の場合はさらに下段のコメントフォームの方からお送りください。>

メモ: * は入力必須項目です

10-19

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    安田 和正 (水曜日, 18 2月 2015 21:54)

    法師の特別な特権と責任。

  • #2

    ぶっけん (月曜日, 19 2月 2018 07:39)

    【法師功徳品第十九】
     (六十一~六十六行)
    功徳とはその人の功績に対する褒美のようなことです。つまり神や仏からの感謝と考えて良いでしょう。
    本来は神から衆生へ願うことはありません。しかし、衆生が神を困らせてはならないのです。そのために神が喜ばすには何をすれば良いかを解明したのが仏なのです。
    神自体は衆生を誉めませんが、神が衆生を喜ぶことがあるのは解明されているのです。
    (ぶっけん安成)