第1-5日 Vol.5  世尊、大弟子に善哉という 【薬草諭品第五】(一~六行)

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 ■■第1-5日
 
 世尊、大弟子に善哉という
 
  【薬草諭品第五】
   (一行~六行)
 
■■今日の一偈一句
 
 ソ トキ  セソン マカ カショウオヨ モロモロ ダイデシ ツ      ゼンザイゼンザイ カショウ ヨ
 爾の時に世尊、摩訶迦葉及び諸 の大弟子に告げたまわく、善哉善哉、迦葉、善く
 
 ニョライ シンジツ クドク ト  マコト ショゴン ゴト ニョライマタムリョウムヘン アソウギ  クドク  
 如來の眞實の功徳を説く、誠に所言の如し。如來復無量無邊 阿僧祇の功徳あり、
 
 ナンダチモ ムリョウオッコウ オイ ト    ツ    アタ   カショウマサ シ    ニョライ  コ
 汝等若し無量億劫に於て説くとも盡くすこと能わじ。迦葉當に知るべし、如來は是
 
  ショホウ オウ   モ ショセツ   ミナ ムナ      サイ ホウ オイ  チ ホウベン モッ
 れ諸法の王なり。若し所説あるは皆空しからず。一切の法に於て、智の方便を以て
 
 コレ エンゼツ  ソノショセツ ホウ ミナコトゴト サイチヂ  イタ 
 之を演説す。其諸説の法は、皆悉く一切智地に到らしむ。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に世尊、摩訶迦葉及び諸々の大弟子に向って告げられた、善いかな、善いかな、
 
それで善い、迦葉よ、とても善く如来の真実の功徳を説くものだ、確かに言うとおり
 
だ。如来もまた数限りない功徳を貰えたり、汝らもし無量億年間に於て説いたところ
 
で尚尽きることが無い尊さであるぞ。迦葉よすでに明らかに知ることだ、如来はこれ
 
諸法の王である。もしいかなる説があってもそれらは皆嘘ではない。一切の法におい
 
て、智慧の方便を用いてそのいかなるを演説する。そのいかなる説の法はすべてが一
 
切の智慧の地面にすでに到達されていくのだ。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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ここで釈迦が誉めているのは前品の信解品に対する四大弟子の長い年月の修行の苦し
みとあきらめの中にもやっと得るものがにあったという感動に対し、摩訶迦葉をはじ
め大弟子たちに釈迦からも素直に理解してくれたことを喜び、長年の労い感謝を述べ
ているのです。
 
そして更に釈迦は、あらためて如来というものはすべての法の王様なのであり支配者
であることが不変な真実の理論なのだと強く念を押して教えています。
そしてもしいかなる説が存在していようとそれら説は皆空しからず、つまり空しから
ずとは空(くう)ではないということであり、空とは無のことでありますから、無で
はないという意味です。
 
すなわち、何も無いのではなく確かに現存している事実なのであり、無視する問題で
はないということを明かしているのです。
 
一切の法を智慧の方便を用いて演説して、その方便説法は一切の地球上に浸透されて
いくと教えていますが、ここで大事なのは宇宙の真実がそのまま地球へダイレクトに
到達して根ざしているのではなく、如来により方便に変換されて地球すべてに根ざさ
れていくということなのです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:所説は皆空しからずとは、諸法は元々は空であるという教えとは全く矛盾
     するようですがなぜでしょう?
 
その謎2:法華経の教えは方便説法ではなく真実の一佛乗しかないと教えているのに、
     一切の法を如来の智慧の方便で演説して植えつけるのはどうしてでしょう
     か?
 

 

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  4. 今 日 の 知 識 !  (道)
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「無生法忍」といって、諸法は本来「空」であって生ずることがないと明らかに認め
る能力をもつことが仏法の入門的な修行だといわれています。
 
これはいかなる法というきまりも元々は何もなかった空のようなものだと想定するこ
とが仏教を学ぶ前提の頭の整理だということです。
これに対し熟練の修行者である大弟子らへは所説は皆必ず重要な意味があるものなの
であり、見逃すことなく疑問意識を持ち解き明かすことが重要な課題なのだと説いて
いるのです。
 
次に、如来は宇宙の真実をそのままには伝えず、様々な方便を用いて演説するという
ことはなぜかということについてです。ここで注意して活字を見てもらうと、ここで
は「如来の真実の功徳・・・」、「如来は諸法の王なり」などとしてあって、如来の
ことであって佛のことではないということに上手く勘付きましょう。如来と佛とはた
だ呼び名の違いであって同じ意味であると考えるのは大きな間違いです。基本的に如
来の十號といわれる十種類の呼び名と如来そのものの呼び名の存在は全然違うのです。
 
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佛とはこの世に永遠に存在しているのです。それに対し如来はこの世の一大事の時だ
け現れるのです。つまり如来は一大事をできるだけ短期間で解決しなければならない
ために現れるのです。
そのため、佛は真実だけの一佛乗を説き続け、どんな長い年月かかっても衆生が真実
へ到達することを見守っている存在であるのですが、如来はいかに上手く早く勘違い
ある衆生を真実へ導くように一番わかり易い方便を使わなければならないのです。
 
いわば如来は無理やりにも騙しつけてでも正さなければこの世の危機は避けられない
ためなのです。
 
そして、ある一大事の時に如来が植えつけた方便は、そのままその後の衆生の生き方
の基本となっていくのです。ですから、この世の衆生の生き方と佛の真実の一佛乗は
計り知れないほど遠近の差があるということをお解かりになりますね。
 
すなわち、如来である法王が植えつけた生き方が大きく狂いだす時が一大事であり、
その時を解決するため如来は再来するのです。
つまり、方便に狂いが生じてはならないのであり、真実へ適切に導かれる確かな方便
でなくてはならないのです。
 
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  5. 今 日 の 解 脱 !  (悟)
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私たち衆生は、通常は何らかの職業を受け持ちその職業に則した生き方などをしてい
ますよね。それも如来の智慧による方便の生き方なのであり、職業で仕事をしている
ときは仏法ではないと考えていては如来の確かな方便の道から外れて行ってしまうの
です。
 
どんなすべてのことも皆如来の築いた方便が隅々まで浸透しているのです。
これは宜しきに随って説くことが方便ですから、職業なら職業の種類に応じた様々な
方便になっているのです。
 
仕事だけに一生懸命に生きても成仏できるとはそういうことなのです。
その仕事の道が確かな如来の方便に当てはまっているならその仕事の道を究めること
がいずれ真実の一佛乗の佛道へ入って行っている事なのです。
仕事のあり方をその都度進路変更しなければならないなどはその都度如来が現れ方便
説法を検討しなおしていることと同じなのです。
 
そして、試行錯誤しているなら如来と共に戦略・戦法を悩んでいるのです。
 
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  6. 今 日 の 振 り 返 り !(脱)
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今日の日月説法はいかがでしたか?
 
如来の方便とはそのまま私たちが働いている仕事や生活種類のあり方でもあるのです
ね。
私たちが仕事や生活で難しい問題に直面して苦しい時、それは如来がやって来て解決
しなければならないほど難しい因果に直面しているかもしれないのです。
過去の因果を解決していく、それは各々に与えられた各々の種類に応じた解決課題な
のです。
 
それが仕事を通じて解決されることもあれば生活を通じて解決されることもあるし
様々に応じて関連しているのです。
 
宜しきに随って説く方便によって出来上がったこの世の中は、それを作れたのは如来
の智慧以外にはなく、私たち衆生の仕事はその大切な方便の世の中を維持していくこ
となのですよね。
 
 
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
末永くご愛読いただけますよう、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
 
 (ぶっけん)


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