第1-8日 Vol.8  化城を過ぎて再スタート 【五百弟子受記品第八】(一~五行)

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■■第1-8日
   
 化城を過ぎて再スタート
 
  【五百弟子受記品第八】
  (一行~五行)
   
■■今日の一偈一句
   
 ソ  トキ フルナ ミ タラ ニシ ホトケ シタガ      コ  チエホウベンズイギ セッポウ キ 
 爾の時に富樓那彌多羅尼子、佛に從いたてまつりて是の智慧方便隨宜の説法を聞き、
 
 マタ モロモロダイデシ アノク タラ ミャク ボダイ キ サズ     キ  マタシュクセインネン ジ 
 又 諸の大弟子に阿耨多羅三藐三菩提の記を授けたもうを聞き、復宿世因縁の事を
 
 キ  マタショブツダイジザイジンヅウチカラ       キ       ミゾウウ     
 聞き、復諸佛の大自在神通の力ましますことを聞きたてまつりて未曾有なることを
 
 エ ココロキヨ ユヤク  スナワ ザ  タ  ブツゼン イタ  ズメンミアシ ライ  サ   メン 
 得、心淨く踊躍し、即ち座より起つて佛前に到り、頭面に足を禮して却つて一面に
 
 ジュウ ソンゲン センゴウ メ シバラ ス
 住し、尊顏を瞻仰して目暫くも捨てず。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に彌多羅尼の子の富樓那は、佛に従順にこの如来の智慧方便の宜しきに随った
 
説法を聞き、また諸々の大弟子に阿耨多羅三藐三菩提の記を授けられたことを聞き、
 
更に宿世因縁の原則を聞き、更に諸仏の大自在神通の力をお持が備わっていることを
 
聞かせていただくことができ未曾有なることを得、素直に心が躍動し、すぐに座より
 
立ち上がり佛前に進み出で、頭を深く佛の足元へ下げて礼をなして退くと一処に座し、
 
端正な顔立ちを仰ぎ向けて真剣な眼差しを微動もせず。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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この品は再スタートの品です。前品の化城ははっきり言つて休憩場でした。
ゴールまであと五分の二くらいの地点に置いた、修行者たちへ励ます意味での気持の
変換点なのです。
 
あと五分の二の所からは少し歩み方を変えて進んで行きましょう。
ある意味では前品までですでに全体意味の五分の三は終わったのです。
五分の三といえば100点満点に換算すると丁度60点の地点ということです。
 
しかし、世の中の試験などと同じく大体60点も取れればもう合格だろうと油断して
はいけません。この60点から先こそが実際は運命の分かれ道であり、意外な真実を
知る始まりなのですよ。
 
人生でいえば50歳乃至60歳の地点といえるでしょうね。
 
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それでも人生も50、60歳になればもう人社会から引退という年齢に近づく準備期
とも言えそうですね。
しかし、私は思います。この50、60歳の時こそ会社へ新人社員として入社するに
は最も理想的な精神を持つ時期だということです。
 
つまり人生のうちで一番新鮮でハツラツした時期でもあるはずのです。
そして年代差の付き合い関係にも最も配慮があり、生半可知ったような付き合い方に
は用心の必要性を知っているのです。
ですから間違えた思い過ごしなどが少なく、物事を一番能率よく覚えれたり、指導し
てもらう受身の技術が最も進んでいる時期なのです。
 
介護福祉の業界では人の頭脳の発達度についても学びますが、人の先天性の知性の発
達は22歳頃を最大ピークにしてその後は誰もが次第に下降線を描くように徐々に衰
え出すのだそうです。
すなわち、知能低下はそれぐらいの若さからすでに始まっているのです。
 
ただし、これに対し後天性の知性というものも有るのです。
これは人生経験により新たに芽生え発達していく知性のことなのです。
この経験型知性は老年に到っても僅かでも上昇線を記録していくことができるのです。
つまり経験を積めば積むほどに僅かずつ伸びていく大事な知性なのです。
 
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この経験型知性とは、先天性知性の発達が止まり衰え出す頃から、今度は逆に生じ始
めるのです。知性の種類が交代するようなことですね。
新たにこの経験型知性が生じ始めそれがほぼ自分に適した自分らしい知性として確立
されるまでには30年からそれ以上はかかるものだと私は思っています。
 
よく社会へ出て一つの仕事を覚えるには10年は必要だといわれますよね。
それくらいに社会の実際の労働を身につけることは個々の天性の知性はほぼ不要とま
で考えて良いと思います。
たとえば、学生時代に覚えた学校での勉強知識は社会で働き出して再び学習しなおす
ことで初めて本来の成果と知識になっていきます。
 
ですから、たとえば高校生が大学入試に合格すればそれで高校時代までの勉学のあり
方は捨ててもよいはずです。
全く新しいスタイルで大学ならではの勉強をすればよいのです。
 
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その場合の高校時代までの勉学は記憶したに過ぎずその後はただそれを思い出せれば
それでいいのです。
また、どのあたりを勉強したくらいでもいいと思います。とにかく過去の方法やスタ
イルに縛られていてはならないのです。
その過去の経験をすべて100%近く振り捨てれる経験を体得するまでには30年以
上かかるということなのです。
 
青春は何かも振り捨てて全くの自由をエンジョイするといっても本当にそれをできる
人はほぼ皆無です。
振り捨てるには振り捨てるべきが何であるかを知らない限りはなかなか思い切れない
ですよね。
 
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ですから、生まれ持った天性の知性の成熟とはその後の経験知性を最大に発揮するた
めの発射台を組み立てたみたいなもので、発射すればそれでもう捨てられていくので
す。
大切な過去ですがそれが用もなくなり捨てられようと記憶の中にずっと搭載されて一
緒に飛んでいくのです。
 
そこで大切なのはどれだけ過去の記憶を搭載して一緒に積んで行けるかなのです。
過去は発射台となりその記憶は更に将来の別な使用目的に組み変えられていくのです。
この脅威に耐えられますか? なぜならば、経験を積むということは最大の勇気を造
り上げるという事なのです。
 
この勇気を知るということがどれほどのちぐはぐなつじつまの合わない経験をするこ
とでしょう。
これが再スタート後の大切な経験を意味するのです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:富樓那はまだ子供なのに釈迦の難しい説法を本当にしっかり
     理解できるのでしょうか?
 
その謎2:勇気は経験に対するものでしょうか?
 

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  4. 今 日 の 知 識 !  (道)
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この品に登場する富樓那はこの隨宜の方便説法のことを聞き、とても感動的なカルチ
ャーショックを初めて知ったのでしょう。
そして、声聞弟子への成仏授記、宿世の因縁の真実、更に諸仏には皆、何でも自在に
なる神通力があったということなど、すべてあらためて知ることばかりだったのです。
 
それだけに、まだ若い富樓那は目を輝かせて聞き入ったのです。
釈迦はこの後にこの富樓那のことを、説法人の中で最も第一と常日頃から称嘆してい
たと公表しています。
富樓那は彌多羅尼という釈迦の弟子の子供らしいですが、たいそうに記憶力が優れた
天性を持った子なのではないでしょうか。
 
大人顔負けに釈迦の難しい説法を次から次と理解し他人へも最も上手く伝えることが
できるという先天性の知性に恵まれていたのでしょう。
こういう子はまだ社会の実際の経験知識がなくとも聞く話からまだ知らぬ経験を深く
解明していける能力に長けているのであり、経験を積まなくとも経験で知る者と同じ
くらいに理解ができるわけです。
 
その才能は将来的にも早く認めてあげる大切さを釈迦はあえて説いているのではない
でしょうか。
 
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これは私の説明した経験型知性と矛盾すると思われると思いますが、世の中には生ま
れつきの違いというものが本来存在する真実もまた認めなければならない重大な現実
なのですよね。
 
その区分を見定めるのもまた佛だけなのです。
認められる存在者が居るという事は私たち経験型人間もはっきり割り切ることができ
るのです。
人生のうちに早く割り切れるかどうか、それもできるだけ若く早いうちが宜しいでし
ょう。かと言って、落胆する必要もないでしょう、これは佛にしか解らないのですか
ら。
 
なぜならば、人間同士では知れていないからこそ、社会へ出てから30年以上はかか
ると私は言っているのです。この不安な30年を、勇気を持って生きてみようではあ
りませんか。
 
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  5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
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自分の過去を主張するだけでなく、その場、その状況に応じて無難さを慎重に確認し
て過ごしていく、そんな具合が化城の前品からの再スタートであり、新しい転機の新
鮮さが感じられるのです。
 
勝手が違うということははっきりいって新たな縁に触れているのです。
それが化城後の先にあるゴールへ向う道なのです。
あせらず誠心誠意歩みましょう! 本当の勇気とは何でしょう? あせらずに1歩1
歩踏みしめて慎重に確認しながら歩むことが本当の勇気を必要とする道だと思います。
 
 慎重に定めるのですから後には引けません。1歩1歩が確実に前進へと始まり出し
ているのですから。
 
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方便とは簡単に言えばウソをつくことですね。嘘つきは泥棒の始まりとか、閻魔大王
に舌を抜かれるといいますね。
しかし、こんな言葉も古臭くなったと思える昨今皆さんはどうお過ごしですか?なん
て、どうやって生きたらよいか解らないほうが先決ですよね。
 
方便とは、たとえば面白くないことを面白いと言い、楽しくないことを楽しいと言え
ば良いのです。
逆に面白いことを面白くない、楽しいことを楽しくない、では前に進めなくなってし
まいます。
 
そうです、うそをついてプラス思考側へその都度変換してあげるだけで良いのです。
 
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それが再スタートの原則です。もう過去には戻れないのですから。一生懸命前に進ん
でいくしかないのです。宇宙があつて地球がある、それは計り知れない大昔から時間
が止まっているほどに同じなのです。
しかし、私たち地球上ではどんどん様変わりをしてきているのです。
 
それなら変化の無い宇宙を正しい基本と考え、何も変わらないのが真実なら、地球上
の変化の現実は非現実どころかウソの世界なのです。
ウソがあるから進化する。ウソからは離れられない地球上なのです。
 
法華経がウソであってもいい。ウソであることこそが法華経の真実であるならば。そ
の真実を思い切って追究してみましょう。
 
早く教えたいけど、ちょっと待って!・・・神と佛の関係はどうなっているのかです。
ヒントは宇宙の真実と地球の現実は違うのです。イッチしたらビックバーンで地球も
ろとも吹っ飛ぶでしょう。
如来様はそういう地球の一大事に舞い降りてやってきてくれるのです。
 
それまで暇つぶしにでもこの法華経を読み漁りましょう。
 
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  6. 今 日 の 振 り 返 り !(脱)
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今日も無事一日を越えたようです。毎日が違うほうがいいですよね!
 
皆さんは現象というものを信じますか? 佛法の世界では現象など日常茶飯事に起き
ているのです。現象なく佛法はないと思ってください。
こういった現象は一般の本を読んでも随時起きているのですからね。
 
しかし、法華経の現象に勝るものは無いのです。法華経の最大な現象があなたを守っ
てくれています。
心配要りませんよ!いつまでも止めないで読んでください。
  (地球が爆発するかもしれませんから)
 
・・・・ちょっと切ない説法になりました。
 
 
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
 
末永くご愛読いただけますよう、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
 
 (ぶっけん)
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(C) 成安 All rights reserve.

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毎月、1日から28日まで法華経の全28品の各1品ずつを毎日、そして毎月その日付に合わせて連続で発行しています。

なお、2014年5月創刊月最初の1か月分の28品すべての有料部分を含めた(1.苦・2.集・3.滅・4.道・5.解・6.脱)の内容と、それ以降の2014年6月からの毎日連載発行している各品の内容のうち無料部分(4~6を除く、1.苦・2.集・3.滅)を、毎日日替わりの私のこのHPサイト無料ブログページですべてを自由にご覧いただけます。(無料ブログ部分はほぼ毎日、SNS投稿とも連動していて便利ですので是非ともご利用ください!)

  

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