第1-15日 Vol.15  他国から来た菩薩集団の請願 【従地涌出品第十五】(一~五行)

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■■第1-15日 Vol.15
 
 他国から来た菩薩集団の請願
 
  【従地涌出品第十五】
  (一~五行)
   
■■今日の一偈一句
   
 ソ トキ  タホウ コクド モロモロキタ  ボサツ マカサツ  ゴウガシャ カズ ス   ダイシュ ナカ
 爾の時に他方の國土の諸の來れる菩薩摩訶薩の八恒河沙の數に過ぎたる、大衆の中
 
  オイ キリュウガッショウ ライ ナ   ホトケ モウ  モウ   セソン  モ ワレラホトケ メツゴ オイ
 に於て起立し合掌し禮を作して、佛に白して言さく、世尊、若し我等佛の滅後に於
 
  コ シャバセカイ  ア    ゴンカショウジン コ キョウデン ゴジドクジュ ショシャ クヨウ   
 て此の娑婆世界に在つて、勤加精進して是の經典を護持し讀誦し書寫し供養せんこ
 
   ユル      マサ コ  ド オイ ヒロ コレ ト
 とを聽したまわば、當に此の土に於て廣く之を説きたてまつるべし。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に他国の地よりやって来た菩薩集団は八恒河沙の人数を上回る、それらは今大
 
衆の中に在って起立しながら合掌して礼をなして、釈迦に申された、「世尊、もしも
 
我等、釈迦の滅後に於てこの娑婆国にて、一生懸命に努力することでこの法華経を護
 
持し学し書き写し大切に奉る役割を任せていただけるならば、実際にこちらの国土に
 
於て広くこれを説き奉る覚悟にあります」と。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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勸持品第十三の釈迦への誓言に似ていますが、今度は他国から訪れた菩薩集団による
請願です。
 
勸持品第十三を少し読み進めるとわかりますが、実は元々その大衆の中にいた菩薩集
団の誓言以外に、その場にいた既に釈迦の弟子として授記済みの五百人の阿羅漢と八
千人の声聞らも同じく誓言をなしています。
しかし、どうしたことか弟子であるその阿羅漢や声聞は法華経を説く為に他国へ出て
行き、この娑婆国内では説かないと言っているのです。
その意味はこの娑婆国は増上慢が多くて弊害の危険があるからということなのです。
 
どうもおかしな判断ですね。娑婆国とは釈迦の国であり、その釈迦の国を捨てていく
ということなのです。
これに対して逆にその場にいた他国から来ていた菩薩集団はそれなら自分たちがこの
娑婆国で説きましょうということになったわけです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:釈迦ほどの世界一切を救済する仏如来であっても娑婆国という受け持ちの
     国があったのでしょうか?
 
その謎2:釈迦の娑婆国の菩薩と他国の菩薩が入れ替わるとはどういうことなのでし
     ょう?
 

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  4. 今 日 の 知 識 !  (道)
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法華経に描かれている仏様は皆受け持ちの国を持っているのです。「佛所護念」とい
う語句が序品第一に出ていますがとても大事な用語です。
この佛所という感じから仏様の在する所と解けると思います。
護念とは何かといいますと念を重要に大事にするということですね。
少し調べますと、護念とは秘密にして言わない意味があるそうです。
 
つまり、仏が黙して秘密を説かない在所が佛所護念ということになるかと思います。
また、簡単に考えて仏が在する所、即ち涅槃を奉って祈るという意味で良いのではな
いかと思いますね。
更に、涅槃とは何かといいますと、この世にいらっしゃた仏様つまり如来がこの世の
者たちにいつか説くことをおやめになり涅槃という仕組みにお入りになられるのです。
それは、通常の人間のように死するのではなく、実には滅せず仮の滅度を示されるの
です。
 
それは何のために涅槃を示すのかといいますと、如来がこの世へ来られて以来、様々
な難問をお解きになりこの世の正しき者を導きます。
それら導かれる者は菩薩だけなのです。
そして、それら多くの菩薩を教化し菩薩を通じてこの世をお直しになろうとするので
す。
それが暫く続き、菩薩たちに指導が完成されます。
しかし、菩薩はその完全な智慧がすべて施される頃には実際にはそれを自らの知識の
習得としては完全には理解に至れない状態のままに停滞するのです。
いわゆる苦の状態であり、苦・集・滅・道のうちの苦諦の状態がこの停滞です。
この苦・集・滅・道の諦を四諦といいますが、この四つはサイクルして長い間をかけ
てその一つ一つの状態を繰り返すといわれています。
 
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つまり、如来がこの世へはじめて降りてこられるのは私は滅諦・道諦の頃ではないか
と思うのです。
滅諦とは滅することであり、道諦とは道が築かれるということです。
その道を施した後、如来は涅槃に入り苦諦の中にこの世の衆生が道の大切さや理解を
深めることを黙して見ておられるのです。
 
仏は涅槃に入られながらも、どうしたら衆生が早く正しい道へ到達できるかを静かに
考え、また見定めておられるのです。
そうやって仏が見守っている所、つまりは、ある受け持っている国に於て、涅槃しな
がら大事な道の智慧を黙って衆生には秘密に隠していることを佛所護念というのです。
佛所護念とは、即ち各々の仏には各々に佛所護念があるということです。
 
ところで、自国の菩薩が外の国へ法華経を解きに行くと言い、他国から来た菩薩が釈
迦の国で説くというのは一体どういう意味があるのでしょう?
ただし、よく考えると釈迦自身は自国の菩薩が他所へ行くということにはあまり賛成
できないようであったことが妙に引っ掛かりますね。
 
ただ漠然と法華経を読んでいるだけでは解りませんね!
法華経の中にはこんな意味不明なことが実は記されていたのですね。
これはまさしく大発見であり、宝の地図ですね。
ところで、後でわかりますがなんとこの他国から来た菩薩集団の代表格者、いわゆる
ヘッドは弥勒菩薩なのです。
なぜかとても力強い兄貴肌の菩薩だったのですね。
 
今後、他国代表の弥勒菩薩がどういう判断をして支持菩薩集団を率いていくのか、そ
してそれはどういう結果になるのか?
この不思議な謎は楽しみに今後じっくり一緒に探っていくことにしましょう。
 
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  5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
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佛所護念とは何かを解くことはこの法華経全体の重大な謎の鍵の一つを開けることに
成功したに等しいのです。
今日のこのメルマガをたまたま読まれた方は物凄いLUCKYです!
 
今の時代はすでに末法であって仏の救いも失われていく一途であって、世の中は不安
と混乱の只中にあるといいます。
この末法とは近頃はよく耳にする言葉ですが、その意味を確かに知る人は少ないと思
います。
 
末法を説明しますと、末法に対し正法と像法というものもあることはご存知でしょう
か?
これは仏がこの世に現れこの世を正すための導きを施した後、この世を去つて行きま
す。
これはまるでウルトラマンと似てますが、去つて行った後しばらくはまだ仏がこの世
にいたという認識が強く残っていますから衆生は誰もが仏が存在した頃のきまりを正
確に守っているのです。
それが正法であり、それからその後しばらく時代が経過し変化していくにつれ、衆生
の中から過去に居た仏の築いた正しい道というものが徐々に薄れていってしまうので
す。
 
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その頃が像法といって正しい意味や知識は既に失われ、決まりらしき形式だけがまだ
残って継続している時代のことをいうのです。
そしてその時代もとうとう過ぎて遂に末法の時代がやってくるのです。
 
ところで、末法の時代とは全世界すべてが末法なのでしょうか?
実はそうともいえません。たとえばキリスト教圏にある国々や釈迦信仰でない別の仏
様を信仰している国ではその国々に応じた宗教の時代があるのです。
これはどういうことかというと、一般に私たちがよく耳にする末法とは釈迦の末法な
のです。
釈迦の末法とは何をいうのかといえば、仏様は釈迦だけではないということです。
 
だから、釈迦の法に対する正法・像法・末法であって、他の仏様にもまた正法・像
法・末法が各々あるということです。
一体の仏様には一つの法を持っておられるのです。ですから釈迦の法とは釈迦だけの
法なのです。
そして、様々な仏様各々の正法・像法の期間もまた様々なのです。
 
釈迦の正法と像法は各々千年だといわれていました。ですから、釈迦は入滅されて既
に少なくとも二千数百年は経っていますから、もう既に釈迦の法は末法の時代に入っ
ているというわけなのです。
 
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  6. 今 日 の 振 り 返 り !(脱)
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釈迦や法華経を知るためには日本の日蓮聖人の教えを知ることが一番わかり易く近道
であるとともに実に正確だと私は思います。日蓮聖人が生きていた鎌倉時代は既に釈
迦の末法の始まり頃だったといわれています。
 
日蓮聖人はナント釈迦の末法の時代に日蓮聖人自身の正法時代であると主張した人で
した。つまり、人というより仏様であることを告白したのでしょうね。ですから正確
には日蓮聖人が亡くなられた後が日蓮という仏様の正法時代になると予言したのでは
ないでしょうか。
 
その日蓮聖人は実際には法華経の第一の行者であると主張するとともに、法華経を得
ているのは日蓮自身のみであり、一般の衆生は皆、「南無妙法蓮華経」という題目一
つだけを唱えればそれで法華経を得たものに等しく救われるという教えを普及させた
のでした。
 
実はこの日蓮聖人の教えこそ佛所護念の考えに沿っていると思えます。
これは何よりも大事な法華経の真実は日蓮聖人だけが黙して護持するということです。
つまりその頃の一般の衆生は皆、釈迦の末法により多くが既に毒されているために法
華経の全てを一般が知ることはとうてい難しいと日蓮聖人は悟っていたのです。
そして法華経全てを修学して得とくされた日蓮聖人は佛所護念から衆生のために南無
妙法蓮華経の題目を導き出されたのだと思います。
 
日蓮聖人ほど法華経を完全に徹した方は他にはおられないと思います。
日蓮聖人なくしてかつてこの日本に法華経が普及することはなく、法華経が実際に日
本に於て正しく解読されることは皆無であったと思います。
 
今回もお読みいただき、誠にありがとうございました。
末永くご愛読いただけますよう、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
 
  (ぶっけん)
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(C) 成安 All rights reserve.

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