第2-14日 Vol.42  四法に安住すべし 【安楽行品第十四】(四~十行)

安楽行品第十四 法華経

 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:法華経全般から受けるイメージとしては自分の身の危険を顧みるなと
     強く指導しているように思えることに対し、この四法に安住すること
     はその逆に身を守らせる指導であるようですが?
   
その謎2:菩薩は、本来は特別に積極的かつ活動的な修行をする必要があるはず
     ですが、四法へ安住するということは消極的を推奨しているようであ
     り、声聞などが好む悪い修行方法なのではないでしょうか?
 
 
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■■第2-14日 Vol.42
   
 四法に安住すべし
 
  【安楽行品第十四】
  (四~十行)
   
■■今日の一偈一句
   
 ホトケ モンジュシリ ツ       モ ボサツマカサツ ノチ アクセ オイ  コ キョウ ト
 佛、文殊師利に告げたまわく、若し菩薩摩訶薩後の惡世に於て是の經を説かん
 
  ホッ   マサ  ホウ アンジュウ      ボサツ ギョウショシンゴンショアンジュウ   ヨ
 と欲せば、當に四法に安住すべし。一には菩薩の行處・親近處に安住して、能
 
  シュジョウタメ コ キョウ エンゼツ    モンジュシリ イカ     ボサツマカサツ ギョウショ
 く衆生の爲に是の經を演説すべし。文殊師利、云何なるをか菩薩摩訶薩の行處
 
  ナヅ   モ ボサツマカサツ ニンニク ジ ジュウ ニュウワゼンジュン ソツボウ    ココロマタ
 と名くる。若し菩薩摩訶薩忍辱の地に住し、柔和善順にして卒暴ならず、心亦
 
 オドロ  マタマタホウ オイ ギョウ トコロ    ショホウニョジツ ソウ カン  マタフフンベツギョウ
 驚かず、叉復法に於て行ずる所なくして、諸法如實の相を觀じ、亦不分別を行
 
     コ   ボサツマカサツ ギョウショ ナヅ
 ぜざる、是れを菩薩摩訶薩の行處と名く。
                       
    
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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佛は、文殊師利に告げられた、「もしも菩薩摩訶薩が後の悪世においてこの経を
 
説こうと願うならば、まさしく四法に安住せよ。まずその第一には菩薩の行処(
 
行為・行動の範囲・領域)・親近処(行処の中でも親近してはならない処および
 
親近すべき処)に安住して、安心して衆生の為にこの経を演説することだ。文殊
 
師利よ、どういう意味で菩薩摩訶薩の行処というか。たとえば菩薩摩訶薩は心を
 
殺して我慢する地に住し、柔和にして善順であり乱暴を起さず、自身の心すら怖
 
気づいてはならない、日頃のようにいかなる法に於てもあれこれ試みることがな
 
いようにして、諸法はありのままに成立していることを身をもって観じ、また不
   
分別(諸法への生半可な探求や論議の曖昧のままに思考する素振り)を過ごすこ
 
とをしてはならない、これを菩薩摩訶薩の行処という。
   
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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文殊師利が、全品の修行者たちの混乱状況を考えて、釈迦の滅後以降にこの経を
説くことの難しさに対し、どのような方法で説いていったらよいのかを釈迦へ尋
ねたことに対し、釈迦は答えられました。
   
それは、もし佛滅後の悪世傾向になってゆく世間に於て、この経を説こうと思う
ならば、必ず四法、つまり次に言う四つの方法の中に落ち着くことだと言いまし
た。
   
四法に安住せよの安住とは、決して無理をせず先ずは安定感を作り出すことへ専
念する、つまり安定した環境の大切さを先ず念頭に置けということなのでしょう。
   
この品の題名の安楽行の意味するように、安定して楽にこなせることを貴重にせ
よということなのでしょう。
   
その意味するところは前品のような懲り懲りするような混乱だけは避けたいのが
根本的理由という教訓としても裏付けられているようです。
つまり、佛の智慧とはそういうことをいうのであって、合理的に上手い方法をい
うのだと思います。
   
ですから、四法に安住するということは、精神を各々に一人一人が落ち着かせて
静養させることなのです。
ここでいう忍辱の地に住するとは、誰の力も借りずに侮辱や迫害に対し、孤独で
耐え抜くという意味です。
 
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それが行処という行動の範囲・行為の領域を自主規制するということなのです。
釈迦は、その行処のための心の持ち方について、忍辱の地に住し、心を常に柔和
な素直さを純粋に保ち、乱暴を働かず、自らの心の乱れに打ち勝つこと、そして
また、諸法をあれこれと詮索することはせず、あらゆる諸法は元々はありのまま、
そのままに存在し成立している状況を観察し、何でも知っている振りでいい加減
な気持で済ませておいてはならないと教えています。
   
つまり、こういう厳しい原則を守ることが、菩薩摩訶薩となる者への基本となる
修行方法なのだと教えているのあって、滅後の悪世に於て、この経を他人のため
にも説こうとする者はすべてこの菩薩修行に入るべきことを意味しているのだと
思います。
  
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:法華経全般から受けるイメージとしては自分の身の危険を顧みるなと
     強く指導しているように思えることに対し、この四法に安住すること
     はその逆に身を守らせる指導であるようですが?
   
その謎2:菩薩は、本来は特別に積極的かつ活動的な修行をする必要があるはず
     ですが、四法へ安住するということは消極的を推奨しているようであ
     り、声聞などが好む悪い修行方法なのではないでしょうか?
 

ご案内

法華経 安楽行品第十四

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★

 

本日品のその後の続き文、【今日の謎!の答え、解説など詳細満載】

 4. 今 日 の 知 識 !  (道)
 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)

 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)

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2-14

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コメント: 1
  • #1

    ぶっけん (金曜日, 12 6月 2015 21:28)

    『安楽に隠された高度な戦略』