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第2-27日 Vol.55  妙荘厳王の夫人淨徳と二子淨藏・淨眼 【妙荘厳王本事品第二十七】(四~十行)

法華経 妙荘厳王本事品


 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:荘厳とは、この法華経の中でよく使われている語ですが、どういう意
     味があるのでしょう?
   
その謎2:二子は大金持ちで優遇された子供というだけで、本物の菩薩ではない
     でしょうか?
 
 
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■■第2-27日 Vol.55
   
 妙荘厳王の夫人淨徳と二子淨藏・淨眼
 
  【妙荘厳王本事品第二十七】
  (四~十行)
   
■■今日の一偈一句
 
 ソ オウ ブニン  ナ ジョウトク    シ     ジョウゾウナヅ  ジョウガンナヅ
 其の王の夫人、名を淨徳という。二子あり、一を淨藏と名け二を淨眼と名く。
 
 コ   シ ダイジンリキフクトク チエ     ヒサ  ボサツショギョウドウ シュ  イワユルダン
 是の二子、大神力・福徳・智慧あつて、久しく菩薩所行の道を修せり。所謂檀
 
 バラミツ  シラ ハラミツ  センダイハラミツ ビリヤ ハラミツ  ゼンバラミツ ハンニャハラミツ  ホウ
 波羅蜜・尸羅波羅蜜・扇提波羅蜜・毘黎耶波羅蜜・禪波羅蜜・般若波羅蜜・方
 
 ベンハラミツ  ジ ヒ  キ シャ ナイシ   ホン ジョドウホウ ミナコトゴミョウリョウツウダツ
 便波羅蜜・慈・悲・喜・捨・乃至三十七品の助道の法、皆悉く明了に通逹せり。
 
 マタボサツジョウ マイ ニッショウシュク マイジョウコウ マイジョウシキマイジョウショウミョウマイジョウショウゴンマイ
 又菩薩の淨三昧・日星宿三昧・淨光三昧・淨色三昧・淨照明三昧・長莊嚴三昧
 
  ダイイトクゾウ マイ エ コ   マイ オイ マタコトゴツウダツ
 ・大威徳藏三昧を得、此の三昧に於て亦悉く通逹せり。
 
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   1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その王の夫人は、名を淨徳という。また二人の子がいて、一人目を淨藏という名
 
で二人目を淨眼という名である。この二人の子は、大神力と福徳そして智慧があ
 
って、長らく菩薩らしい行いの道を修めていた。いわゆる檀波羅蜜(だんばらみ
 
つ)・尸羅波羅蜜(しらはらみつ)・扇提波羅蜜(せんだいはらみつ)・毘黎耶
 
波羅蜜(びりやはらみつ)・禪波羅蜜(ぜんばらみつ)・般若波羅蜜(はんにゃ
 
はらみつ)・方便波羅蜜(ほうべんはらみつ)・慈・悲・喜・捨・乃至三十七品
 
の助道の法、以上をすべてことごとく明瞭に通逹していた。また菩薩としての淨
 
三昧・日星宿三昧・淨光三昧・淨色三昧・淨照明三昧・長荘厳三昧・大威徳蔵三
   
昧を取得し、これらの三昧に於てもまたことごとく通逹していた。
 
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   2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回のこの品では、雲雷音宿王華智佛陀の光明荘厳国の中に、妙荘厳という王が
居たということだったのですが、今回は、その王の夫人の名前は淨徳といい、ま
た二人の子がいて、一人は淨藏という名で、もう一人は淨眼という名であること
を紹介しています。
   
この二子のうち、淨藏は男の子らしい名ですが、淨眼のほうは男の子か女の子か
は実のところわかりません。
   
なお、この二子はとても修行熱心で、子供でありながらもすでに菩薩の地位にあ
るらしく、菩薩所行の道を修めていたといいます。
ただし、所行とは単に行いという意味らしいですが、自身の所持してきた行とい
うことでしょう。
ですから自我流に等しいあまり好ましいともいえない行いも含めて一般には所行
といっているように思えます。
   
ですから、この二子が長らく修行を積んで取得してきた菩薩地位としての数々の
認定過程と思われる各々の種類は、それほど適確なものではないようでもあるの
です。
   
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   3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:荘厳とは、この法華経の中でよく使われている語ですが、どういう意
     味があるのでしょう?
   
その謎2:二子は大金持ちで優遇された子供というだけで、本物の菩薩ではない
     でしょうか?
  

『お金お金に明け暮れた結論』☆彡妙荘厳王本事品第二十七【第二月目】

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法華経 序品第一

 

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コメント: 4
  • #1

    bukkenn (日曜日, 24 5月 2015 22:55)

    『お金お金に明け暮れた結論』

  • #2

    ぶっけん (金曜日, 26 6月 2015 22:06)

    『荘厳を特徴づける法華経』

  • #3

    ぶっけん (水曜日, 28 12月 2016 20:45)

    「法華経を尊重する」ということ。
     
    法華経を尊重するということは、様々数多くある仏教経典の種類どれにもすべて当てはまる尊重という意味とは少し違うと思うのです。
    とかく法華経は豪華絢爛な表現に加飾され尽された仏や菩薩の姿などを登場させ、膨大量な徳の価値観で圧倒させる驚きを抱かせ、極めて独特で派手であるという希少な特徴を持っていることは間違いありません。
    つまり、そういう煌びやかで大胆、かつ極めて珍しい特徴の法華経を最大に尊重しなさいという導きであることが、たとえそれを本心からは信じることができなくとも、それが確かに真実の教えへと繋がっているのです。

  • #4

    ぶっけん成安田 (月曜日, 27 2月 2017 12:09)

    破戒寺とは、有を滅するのであり、有を生じさせるのではない。