第3-16日 Vol.72  我、実に成佛してよりこのかた 【如来寿量品第十六】(九~十八行)


 
★★ きょうの謎!
   
その謎1:成佛してより已來の時間の長さとして、釈迦が伽耶城近くの道場で阿耨多羅三藐

     三菩提を得てからは数十年の歳月と思えていたのは、実には無量無辺百千萬億那

     由他阿僧祇劫が過ぎ去っていたという意味にもとれるのではないでしょうか?
   
その謎2:釈迦自身の成佛の長さの説明に、化城品の大通智勝佛を説明する場合とほぼ同じ 

     譬喩に当てはめて説明しているのはどうしてなのでしょうか?
   
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
   

■■第3-16日 Vol.72  
   
 我、実に成佛してよりこのかた
 
  【如来寿量品第十六】
  (九~十八行)
   
■■今日の一偈一句
  
  サイセケン  テン ニンオヨ アシュラ  ミナイマ  シャカムニブツ シャクシ ミヤ  イ  ガヤジョウ
 一切世間の天・人及び阿修羅は、皆今の釋迦牟尼佛、釋氏の宮を出でて伽耶城
 
  サ    トオ   ドウジョウ ザ ア ノクタラ ミャク ボダイ エ   オモ   シカ
 を去ること遠からず、道場に坐して阿耨多羅三藐三菩提を得たりと謂えり。然
 
   ゼンナンシ ワレジツ ジョウブツ  コノカタ ムリョウムヘン   マンノクナユタ コウ   タト
 るに善男子、我實に成佛してより已來、無量無邊百千萬億那由他劫なり。譬え
 
     マンノク ナユタ アソウギ   ダイ セカイ  タトイヒト   マッ  ミジン  ナ
 ば五百千萬億那由他阿僧祇の三千大千世界を、假使人あつて抹して微塵と爲し
 
   トウホウ   マンノク ナユタ アソウギ クニ ス  スナワ  ジン クダ カク ゴトヒンガシ
 て、東方五百千萬億那由他阿僧祇の國を過ぎて乃ち一塵を下し、是の如く東 
 
  ユ   コ ミジン ツ    ゴト  モロモロ ゼンナンシ ココロ オイ イカン コ モロモロ
 に行いて是の微塵を盡くさんが如き、諸 の善男子、意に於て伝何、是の諸 
 
  セカイ  シユイ キョウケイ  ソ カズ シ    ウ    イナ  ミロクボサツトウトモ ホトケ
 の世界は思惟し校計して其の數を知ることを得べしや不や。彌勒菩薩等倶に佛
 
  モウ  モウ   セソン  コ モロモロ セカイ  ムリョウムヘン    サンジュ シ トコロ アラ
 に白して言さく、世尊、是の諸 の世界は無量無邊にして、算數の知る所に非
 
   マタシンリキ オヨ トコロ アラ  サイ ショウモン ビャクシブツ ムロチ  モッ  シユイ  ソ
 ず、亦心力の及ぶ所に非ず。一切の聲聞・辟支佛、無漏智を以ても思惟して其
 
  ゲンジュ シ   アタ
 の限數を知ること能わじ。     
                 
    
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
____________________________________
   
すべての世間に住んでいる天・人及び阿修羅は、誰も皆が今の釈迦牟尼佛は、釈
 
迦族の営む宮殿を出て伽耶城(がやじょう:ガンジス河の支流パルガ河に沿うた
 
町)を過ぎて間もない所にある、道場に座禅して阿耨多羅三藐三菩提を得たもの
 
と思い込んでいる。しかしながら善男子よ、我は実際に成佛してよりこれ以来、
 
無量・無辺・百・千・万・億・那由他の劫が過ぎ去っているのである。たとえば
 
五百・千・万・億・那由他阿僧祇の国々を総合した三千大千世界を、仮に使い人
 
を用いて砕かせ粉々に微塵となして、東方五百・千・万・億・那由他阿僧祇の国
 
々を通り過ぎてやっとのことで一塵をこぼし、そのようにして更に更に東に行っ
   
てはこのようにして微塵のすべての量を使い果たすが如くである、諸々の善男子
 
よ、このようにして空想してみよ、このように果てしない広がった諸々の世界は
 
思い描き計算集計してその数の量を知ることをできるであろうかできまいか。弥
 
勒菩薩等は皆共に佛に対して答えた、世尊、この諸々の世界は無量・無辺であっ
 
て、算術の知る所ではありません、また想像力の及ぶ所でありません。すべての
 
声聞・辟支佛が、無漏智(むろち:漏れ、即ち煩悩を離脱した智慧)を用いても
 
思い描いてその計算値を知ることはできません。
  
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
____________________________________
   
前回の終りに、釈迦は何度も問い合わせる、他方から来た弥勒菩薩たちの集団へ
「汝等諦かに聴け、如來の秘密神通の力を!」と潔く、今度こそ真実を教えてや
るから耳をかっぽじってよく聞け、という感じで大そう意気込んでおられたよう
に思えます。
   
さて、今回こそ、どのような真実が明かされるのでしょう?
今回、釈迦が、まず最初に教えたのは、我は本当の最初に成佛してから実際には、
もはや無量無辺百千萬億那由他恒河沙劫、つまり無限に等しい計り知れない歳月
が過ぎ去っているのだということだったのです。
   
しかし、ほとんど今この世のすべての天上界、人間界、阿修羅界の衆生は、ほん
の今から数十年前に、釈迦がお城を出られて佛教道場の菩提樹の下に座禅した時
に、釈迦は阿耨多羅三藐三菩提を得た、すなわちその時に初めて成佛したばかり
と思い込んでいるのだと釈迦は言いました。
   
そして、その本来の初めて釈迦が成佛してから今までの時間的長さは、計り知れ
ないほどのはるか大昔の長さなのであり、その計り知れない喩えとして、化城品
第七の大通智勝如來の説明の例の場合とほぼ同じく、ある使い人に三千大千世界
の中にあるすべての国々の数をまとめてすり潰させ粉々にし、そのすべての国々
の数と同じ距離数を東方へ過ぎ去った所へ、その微塵の粉々にした塵の一粒を落
とし、また更に同じ距離を過ぎ去っては同じことを永遠に繰り返し、すべての微
塵の数を落とし尽くしたとすれば、それと同等に計り知れなく途方に暮れるよう
な時間的長さであると説明しました。
   
そして、再度、化城品第七で比丘等へ質問したことと同様に、他方から来た弥勒
たちにも、この無量の数の計算をしてその計算値を出せるか出せないかと、まっ
たく同じ質問をしました。
   
弥勒たちは、化城品の比丘たちと同様に、計算では出せないし、想像にも及びま
せんと答え、またこの計算値はどんな声聞や辟支佛も知ることは不可能ですと言
いました。
  
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
 
____________________________________
 
  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
____________________________________
   
まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
  
その謎1:成佛してより已來の時間の長さとして、釈迦が伽耶城近くの道場で阿
     耨多羅三藐三菩提を得てからは数十年の歳月と思えていたのは、実に
     は無量無辺百千萬億那由他阿僧祇劫が過ぎ去っていたという意味にも
     とれるのではないでしょうか?
   
その謎2:釈迦自身の成佛の長さの説明に、化城品の大通智勝佛を説明する場合
     とほぼ同じ譬喩に当てはめて説明しているのはどうしてなのでしょう
     か?

ご案内

★★ 今日も、お読みいただきありがとうございました ★★

 

本日品のその後の続き文、【今日の謎!の答え、解説など詳細満載】

 4. 今 日 の 知 識 !  (道)
 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)

 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)

は、有料メールマガジン『ぶっけんの毎日ホッ法華経!DM328』(本月1か月分全品が無料付属)のご購読でお読みいただけます。お申し込みになる月が本日の品の月【3月中】の場合、本日の品が初月無料分の中に含まれています。

 

購読料:月々¥496円(消費税込み)・12ヶ月完成シリーズ

購入する!

ご購読希望の方はそのまま上記ボタン【通常配信・有料メルマガ申し込み用】をクリックしていただくか、もしくは「発行メールマガジン・SNSのご紹介」ページ(ステップ配信選択可能)からお申し込みください。

 

 上記ブログをお読みになった感想、ご案内への問い合わせ等、どんなことでも構いません、下記フォームに記載の上、送信してください。🌷このメッセージフォームでの記載内容は公開されません。公開用掲示板へのコメント投稿の場合はさらに下段のコメントフォームの方からお送りください。>

メモ: * は入力必須項目です

3-16

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ぶっけん成安田 (水曜日, 15 3月 2017 19:54)

    Your current situation that you are worrying about will improve rapidly just one month later.
    It is only a little more until then.

  • #2

    ぶっけん成安田 (水曜日, 15 3月 2017 19:56)

    釈迦はここで、今初めて仏に成った新人ではないということこそを最大に証明しようとしているのです。
    ところで、釈迦にとって現世が最初の成仏なのではなく、すでに遥か遠い過去世に成仏していることがどういう重要性にあるかの意味がこの法華経の最大の山場なのでしょう。
    これが解かると、状況は必ず一気に改善されると思います。