第7-11日 Vol.179  彼の國の諸佛、大妙音を以て 【見宝塔品第十一】(三十六~四十二行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:釈迦の白毫相の光は十方世界を一斉に照らさず、東方から順々に照らした
     のは意味があるのでしょうか?
 
その謎2:各国の諸佛は大妙音をもって諸法を説いていたという、大妙音には何か意
     味があるのでしょうか?
 
 
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■■第7-11日 Vol.179
  
 彼の國の諸佛、大妙音を以て
 
  【見宝塔品第十一】
  (三十六~四十二行)
 
■■今日の一偈一句
 
 ソ トキ ホトケビャクゴウ コウ ハナ     スナワ トウホウ  マンノクナユタ ゴウガシャトウ コクド
 爾の時に佛白毫の一光を放ちたもうに、即ち東方五百萬億那由他恒河沙等の國土の
 
 ショブツ ミ      カ モロモロ  コクド ミナハリ  モッ ジ   ホウジュ ホウエモッ ショウ
 諸佛を見たてまつる。彼の諸 の國土は皆頗黎を以て地となし、寶樹・寶衣以て莊
 
 ゴン    ムシュ マンノク ボサツ ソ ナカ ジュウマン アマネ ホウマン ハ  ホウモウウエ  カ
 嚴として、無數千萬億の菩薩其の中に充滿せり。遍く寶慢を張つて寶網上に羅けた
 
   カ クニ ショブツ ダイミョウオンモッ ショホウ ト      オヨ ムリョウ マンノク ボサツ  ショ
 り。彼の國の諸佛、大妙音を以て諸法を説きたもう。及び無量千萬億の菩薩の、諸
 
 コク ヘンマン  シュ タメ ホウ ト   ミ  ナン ザイ ホッポウ ユイ ジョウゲビャクゴウソウヒカリ
 國に遍滿して衆の爲に法を説くを見る。南・西・北方・四維・上・下、白毫相の光
 
  ショショウ トコロマタマタカク ゴト
 の所照の處も亦復是の如し。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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その時に佛は白毫の一光を放たれたが、直ちに東方五百万億那由他恒河沙に等しい数
 
の国土の諸佛を観覧された。彼の諸々の国土の状況は皆頗黎(はり:水晶)を用いて
 
地となし、宝樹・宝衣にて荘厳され、無数千万億の菩薩がその中いたる所に住んでい
 
た。そして国中いたる所に寶慢(ほうまん:宝で出来た日除け・天幕)を張って宝の
 
網がその上に掛けられていた。彼の国の諸佛は、大きな妙音をあげて諸法を説いてい
 
る。それと共に無量千万億の菩薩が、諸国のあらゆる所に群集をなして衆生の為に法
 
を説いているのが見える。その他の南・西・北方・四維・上・下方の世界も、白毫相
 
の光の直接照らす所となりこれもまた同じような光景であった。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回釈迦は大楽説菩薩からの質問に対し多宝佛と多宝佛塔の仕組について詳しく教え
ました。
 
それは、多宝佛塔はもしどこかで法華経を説く者あらばそこへ出現し、多宝佛がその
塔の中から善哉善哉と誉めると共に、もしその法華経を説いている者が佛であって特
別に多宝佛の佛身を四衆皆の前で披露してもらいたいという場合には、多宝佛は特別
サービスとして塔の中からその身を現すという約束をしており、ただし、その場合の
条件としては佛身を披露してもらいたいと注文する佛自身の十方世界に在する分身の
諸佛を皆集めてきてくれたならというものだったのです。
 
それを釈迦から聞いた大楽説菩薩は、是非とも多宝佛と共に釈迦の分身の諸佛も皆拝
見し礼拝して供養したいと願いました。
 
今回は、その願いを受けた釈迦はさっそく十方世界の分身の諸佛を集めることを開始
したのでした。
その手始めに釈迦は白毫の一つの光を放ち、直ちに東方に向けて五百万億那由他恒河
沙に等しい数の国土の諸佛を御覧なされました。
 
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それら諸々の国土の様子は、皆水晶を用いた地を成し、宝の樹木・宝の衣服を用いて
荘厳しており、無数千万億の菩薩がその中に密集して住んでいました。そして国土一
体に日除けテントを張り七宝や黄金の網細工を上に架けていました。
 
そしてそれら各々の国の諸佛は大妙音を発して諸法を説いていました。
そしてまた、無量千万億の菩薩は諸国のあらゆる隅々まで配置され衆生のために諸佛
が法を説くのを見ていました。
 
その様子は、この東方の他、南・西・北方・四維・上・下方に於ても、その白毫相の
光が照らし出す所は皆どこもまた同じ状況でした。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:釈迦の白毫相の光は十方世界を一斉に照らさず、東方から順々に照らした
     のは意味があるのでしょうか?
 
その謎2:各国の諸佛は大妙音をもって諸法を説いていたという、大妙音には何か意
     味があるのでしょうか?
 

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法華経 序品第一

 

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7-11

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コメント: 9
  • #1

    安田 和正 (火曜日, 11 11月 2014 00:16)

    この大妙音とは、もしかして早速昨日の法師品での法華経と妙法華経との表現の違いの関連性が気がかりとなってくるようです。

  • #2

    ぶっけん (金曜日, 10 11月 2017 20:47)

    私の事業は「ぶっけん」といいます。
    ぶっけんは11月11日で創立3周年を迎えます。
    私は5年ほど前に個人で経営していた建築設計事務所を廃業して、その後の新事業としてぶっけんを3年前新たに一人で設立しました。
     
    ぶっけんという名は仏教研究や仏塔建設を基本事業とすることを意味しています。
    私はこのぶっけんを通じて、世界各国各地へ大量の仏像設置・仏塔配置を定着させ普及させることを主目標としています。
     
    仏教という宗教の名は誰もが聞き慣れていると思いますが、一般にはまだまだ意味不明であり解明が始まったばかりが事実なのであり、これからの未来世界を救うためのまったく新しく、唯一秘められていた教えなのです。
     
    仏教の目的はただ一つ、成仏することです。
    衆生のすべては成仏を目指す生き物なのです。
     
    (ぶっけん 成安田)

  • #3

    ぶっけん (土曜日, 11 11月 2017 08:29)

    大妙音とは妙なのであることに先ず気付かなければならないでしょう。

    (ぶっけん 成安田)

  • #4

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018 17:08)

    天神と支持者の数は増減あろうと、仏の数は一定して不変です。

  • #5

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018 17:08)

    インターネットは汝の隣人に浴びせよ!
    汝のプロフィールは世界に浴びせよ!

  • #6

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018 17:09)

    プロフィールは汝の隣人に気をつけよ!

  • #7

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018 17:10)

    プロフィールは正直に一杯書き込んでおけば良い。
    時間が稼げる!

  • #8

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018 17:10)

    インターネットという新しい一つの世界役場

  • #9

    ぶっけん成安田 (金曜日, 13 7月 2018)

    法華経の中では釈迦仏と多宝仏はとても有力なコンビネーションとして終始描かれていますが、実際の世の中では何故、多宝仏はほとんど知られていないのでしょう?
    これは最大の謎であり、現実の世の中には未だ多宝仏は現れてきていないという結論ではないでしょうか?