第9-24日 Vol.246  持つて釋迦牟尼佛の所に至り 【妙音菩薩品第二十四】(四十七~五十三行)



 
★★ きょうの謎!
 
その謎1:空を飛ぶ乗り物をSF効果のように表現したり、価値ある贈呈物の豪華

     な金銭価値をアピールするお付き合いのあり方はどういう意味を教えて

     いるのでしょうか?
      
その謎2:淨華宿王智佛からの心配りが妙音菩薩により長らく伝えられています

     が、釈迦佛を気遣う様子が地涌菩薩の挨拶によく似ているのは何か関連

     性があるからでしょうか?
 
   
■■第9-24日  Vol.246
   
 持つて釋迦牟尼佛の所に至り
 
  【妙音菩薩品第二十四】
  (四十七~五十三行) 
   
■■今日の一偈一句     
   
 イタ オワ   ポウウテナ オ  ケジキ   ヨウラク モッ   モ  シャカムニブツ  トコロ
 到り已つて七寶の臺を下り、價直百千の瓔珞を以て、持つて釋迦牟尼佛の所に
 
 イタ  ズメン ミアシ ライ ヨウラク ブジョウ ホトケ モウ  モウ   セソン ジョウケシュクオウチ
 至り、頭面に足を禮し瓔珞を奉上して、佛に白して言さく、世尊、淨華宿王智
 
 ブツ セソン モンジン    ショウビョウショウノウキコキョウリ  アンラク ギョウ    イナ
 佛、世尊を問訊したもう、少病少惱起居輕利にして安樂に行じたもうや不や。
 
  ダイジョウワ  イナ  セジ シノ     イナ  シュジョウ ド ヤス イナ  トンヨク
 四大調和なりや不や。世事は忍びつべしや不や。衆生は度し易しや不や。貪欲
 
  シンニ  グチ シット ケンマンオオ       イナ  ブモ コウ   シャモン ウヤマ
 ・瞋恚・愚癡・嫉妬・慳慢多きことなしや不や。父母に孝せず、沙門を敬わず、
 
 ジャケンフゼン ココロ   ジョウオサ        イナ
 邪見不善の心にして五情を攝めざることなしや不や。
    
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   1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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妙音菩薩は到着し終わって七宝の台を下り、その価値百千の瓔珞(ようらく:花
 
環・首飾り・高価な数珠)を手にし、そのまま釈迦牟尼佛の所に至り、頭面に足
 
を禮しその瓔珞を奉上して、佛に白して言さく、世尊さま、淨華宿王智佛から、
 
世尊さまを問訊(もんじん:合掌し安否を問う敬礼の仕方)されております、お
 
病少なくお悩み少なくして立ち振る舞いし易く安楽にお過ごしたもうや不や。四
 
大調和(しだいじょうわ:四大とはすべての物質を構成する地・水・火・風の四
 
大要素、その調和とは身体全般の健康状態)なりや不や。世の中の出来事には忍
 
耐でき兼ねるや不や。衆生は度脱し易しや不や。貪欲・瞋恚・愚癡・嫉妬・慳慢
 
(けんまん:情愛が足らないとしては妬み深く邪悪になること)が世間に多きこ
 
となしや不や。父母に孝行せず、沙門(しゃもん:苦しい或いは厳しい修行をす
 
る者・古代インドの一般苦行者)を敬わず、邪見と不善の心にして五欲の感情を
 
抑えれない状況はあることなしや不や。
    
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   2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、妙音菩薩はその様相をその目は広く大きな青蓮華の葉のように青々しく、
また、その身体は真金の色の荘厳で身を包んだ威徳力を具足した那羅延の如く力
強く堅固なる身の出で立ちで、七宝の赤蓮華の台中に身を乗り入れて虚空に上昇
し、地面から七多羅樹の高さに飛びながら、諸々の菩薩衆に取り囲まれながら、
この娑婆世界の耆闍崛山に来詣したのでした。
 
今回は、到着した妙音菩薩は、乗って来た七宝の華台を降り、百千の価値のある
瓔珞を手に携えて釈迦牟尼佛の所へ至り、頭が足につくほどの礼拝をし、その瓔
珞を献上して、釈迦へ申し上げました。
 
「世尊様、淨華宿王智佛から世尊様へのご挨拶を申し付かっております。お病、
お悩みを少なくなされて立ち振る舞いを行ないやすく安楽にお過ごしのことでし
ょうか?お体の健康状態は四大調和でありましょうか?世の出来事に忍耐お疲れ
はないでしょうか?衆生へのご指導はしやすいでしょうか?貪欲・瞋恚・愚癡・
慳慢が多いようなことなど生じて無いでしょうか?親孝行せず、修行者を敬わず、
邪見や不善の心にして五欲の感情を抑えれない状況は無いでしょうか?」
  
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   3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
   
その謎1:空を飛ぶ乗り物をSF効果のように表現したり、価値ある贈呈物の豪
     華な金銭価値をアピールするお付き合いのあり方はどういう意味を教
     えているのでしょうか?
      
その謎2:淨華宿王智佛からの心配りが妙音菩薩により長らく伝えられています
     が、釈迦佛を気遣う様子が地涌菩薩の挨拶によく似ているのは何か関
     連性があるからでしょうか?
   

ご案内

法華経 序品第一

 

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 4. 今 日 の 知 識 !  (道) 5. 今 日 の 解 脱 !  (解)
 6. 今 日 の 振 返 り ! (脱)
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9-24

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コメント: 2
  • #1

    安田 和正 (金曜日, 23 1月 2015 21:15)

    神の創造以外の新たな作り物に対してのみ佛が存在する。

  • #2

    ぶっけん成安田 (月曜日, 24 9月 2018 10:45)

    神に迷惑かけたなら仏につぐなう。
    仏に迷惑かけたなら仏にあやまる。
    生みの親より育ての親。
    万事それでよいのでは…