第12-12日 Vol.314  海に於て敎化せること其の事此の如し 【提婆逹多品第十二】(五十一~五十八行)

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★★ きょうの謎!
 
その謎1:文殊師利菩薩は序品第一以来、ここで初めてまた再登場してきたので

     しょうか?
 
その謎2:娑竭羅龍王とは序品第一で紹介されている八龍王の一王らしいですが、

     八龍王とは八方世界のうちの一つの世界毎に住んで居るのでしょうか?
 
その謎3:文殊師利菩薩は「且く須臾を待て」など、釈迦佛と同じ言葉をよく使っ

     ているようですが、釈迦の分身佛なのでしょうか? 
 
 
■■第12-12日  Vol.314
 
 海に於て敎化せること其の事此の如し
 
  【提婆逹多品第十二】
  (五十一~五十八行)
 
■■今日の一偈一句
 
 チシャクボサツ モンジュシリ  ト   キミ リュウグウ ユ  ケ  トコロシュジョウ ソ カズイクバク
 智積菩薩、文殊師利に問わく、仁、龍宮に往いて化する所の衆生、其の數幾何
 
   モンジュシリ  イ   ソ カズムリョウ   ショウケイ ベ   クチ  ノ  トコロ アラ 
 ぞ。文殊師利の言わく、其の數無量にして稱計す可からず。口の宣ぶる所に非
 
  ココロ ハカ トコロ アラ  シバラシュユ  マ オノズカ マサ ショウ    ショゴンイマ オワ
 ず、心の測る所に非ず。且く須臾を待て。自ら當に證あるべし。所言未だ竟ら
 
     ムシュ ボサツ ホウレンゲ ザ  ウミ  ユジュツ リョウジュセン モウ コクウ ジュウザイ
 ざるに、無數の菩薩寶蓮華に坐して海より涌出し、霊鷲山に詣でて虚空に住在
 
    コ モロモロ  ボサツ ミナ コ モンジュシリ  ケド トコロ   ボサツ ギョウ グ
 せり。此の諸 の菩薩は、皆是れ文殊師利の化度せる所なり。菩薩の行を具し
 
  ミナトモ ロクハラミツ  ロンゼツ モトショウモン   ヒト コクウ ナカ  ア ショウモン ギョウ ト
 て皆共に六波羅蜜を論説す。本聲聞なりし人は虚空の中に在つて聲聞の行を説
 
   イマミナダイジョウクウ ギ シュギョウ モンジュシリ チシャク イ  イワ  ウミ オイ キョウケ
 く。今皆大乘の空の義を修行す。文殊師利、智積に謂つて曰く、海に於て敎化
 
     ソ ジカク ゴト
 せること其の事此の如し。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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智積菩薩は、文殊師利に問いかけた、君、龍宮に行っていて教化する所の衆生は、
 
その数どれほどなのか。文殊師利の言うには、その数は無量にして測り知ること
 
ではない。口で説明できる所でもない、心の測れる所でもない。今しばらく時間
 
を待て。自ら明らかに知らされるだろう。その言葉が未だ終わらないうちに、無
 
数の菩薩が宝蓮華に座して海より涌出し、霊鷲山に詣でて虚空に浮かんだまま留
 
まっていた。この諸々の菩薩は、皆これ文殊師利の化度した所である。菩薩の行
 
を具足して皆共に六波羅蜜を論説するに至っている。元声聞であった人は虚空の
 
中に留まって声聞の行を説く。今は皆大乗の空の義を修行している。文殊師利は、
 
智積に驕って申した、海に於て教化するというその佛事は見ての通りだ。 
  
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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前回、いよいよ文殊師利菩薩が登場してきました。
文殊師利と倶の菩薩は、大海の娑伽羅龍王の宮から大きな蓮華に座ったまま、自
然に涌出して、そして虚空の中に浮かび、霊鷲山に参詣してその蓮華より降りて
佛前に深く敬礼し終わると、智積菩薩に丁寧に慰問したのでした。
 
今回は、さっそく智積菩薩は文殊師利に問いました、
「君、龍宮に往って教化する所の衆生はその数どれほど居るのですか。」
文殊師利の言うには、
「その数は無量にして計算することはできない。口で説明できる所ではなく、心
で測れる所でもない。しばらくの間待て。自らにはっきり悟れることができる」
 
その言葉がまだ終わらないうちに、無数の菩薩が宝蓮華に座して海より涌出し、
霊鷲山に参詣して虚空に留まって浮かんでいた。
この諸々の菩薩は、皆この文殊師利の化度した所である。
皆菩薩の行を具足して共に六波羅蜜を論説できる位である。
元は声聞であった人は虚空の中に在して声聞の行を説法している。
今では皆大乗としての空の義を修行している。
 
そして、文殊師利は、智積に誇らしげに申した、
「海に於て教化することとはその佛事とはざっと見ての通りである」
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:文殊師利菩薩は序品第一以来、ここで初めてまた再登場してきたので
     しょうか?
 
その謎2:娑竭羅龍王とは序品第一で紹介されている八龍王の一王らしいですが、
     八龍王とは八方世界のうちの一つの世界毎に住んで居るのでしょうか?
 
その謎3:文殊師利菩薩は「且く須臾を待て」など、釈迦佛と同じ言葉をよく使
     っているようですが、釈迦の分身佛なのでしょうか? 
 

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法華経 序品第一

 

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12-12

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コメント: 3
  • #1

    安田 和正 (月曜日, 13 4月 2015 00:08)

    『永く眠っていた財宝・十方分身諸佛』

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