第1-7日 Vol.7  前世の関係 【化城諭品第七】(一~四行)

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■■第1-7日
   
 前世の関係
 
  【化城諭品第七】
  (一行~四行)
   
■■今日の一偈一句
   
 ホトケ モロモロ ビク ツ      ナイオウ カコムリョウムヘン フカシギ  アソウギコウ ソ トキ ホトケ
 佛、諸 の比丘に告げたまわく、乃往過去無量無邊不可思議阿僧祇劫、爾の時に佛
 
      ダイツウチショウニョライ オウグショウヘンチ ミョウギョウソクゼンゼイセケンゲムジョウジジョウゴジョウ
 いましき。大通智勝如來・應供・正遍知・明行足・善逝・世間解・無上士・調御丈
 
 ブ テンニンシ ブツ セソン ナヅ  ソ クニ コウジョウ ナヅ コウ ダイソウ
 夫・天人師・佛・世尊と名く。其の國を好成と名け、劫を大相と名く。
 
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  1. 今 日 の 解 読 !  (苦)
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佛は、諸々の比丘僧に告げられた、昔今を去ること無量・無邊・不可思議・阿僧祇の
 
劫の昔、その時に佛がおられた。名を大通智勝如来・應供・正遍知・明行足・善逝・
 
世間解・無上士・調御丈夫・天人師・佛・世尊と申す。その国は好成と名づけられ、
 
その劫は大相と名づけられていた。
 
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  2. 今 日 の 説 法 !  (集)
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全品までお疲れ様でした。そろそろ疲れてきたのではないでしょうか?
そこでこの品のあたりで少し一休みすることにしましょう。
これがこの化城諭品すなわち架空の城のことなのです。
 
この品は読み通すのにとても長いのですが、あまり難しく考える必要はありません。
気軽に読み流していきましょう。そして今日は早めに切り上げたいと思います。
 
いきなり佛、と始まっていますが、佛とは即ち釈迦のことです。また、比丘とは出家
してまだ基本修業の段階の男子で、同じく女子を比丘尼といいます。
なお、出家とは僧侶になる意味にもなると思いますが、この比丘・比丘尼にの中には
釈迦の身内で修業や知識の浅い者も含まれ、それらのまた多くの身内関係組織、そし
て更に一般の僧侶修行者の多くが釈迦の身内を囲っていたようです。また、大比丘と
いわれる者の中には声聞や阿羅漢である者など様々なのです。
 
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乃往過去無量無邊不可思議阿僧祇劫とはかなり古い時代をいっているのであり、全巻
通じても一番古いとされる時代のようです。
その時代に佛が居たということですので、佛の中の佛の古株なのでしょう。
 
タイトルで「前世の関係」としたましたが、釈迦の前世を遡ること、実はこの佛の頃
にはすでに釈迦も一緒に居たのです。
しかし、この佛の時代はまだ釈迦は、修行が浅く、この佛の子である16人の王子の
1人として修行に加わっていただけなのです。
なぜ加わっていただけだといいますと、この16人の王子は実はしっかり数えるとな
んと17人になってしまうからなのです。
 
つまり、釈迦は古く最初から佛だったという話をたまに聞きます。最初から佛だった
なら修行は要らないのでしょうが、釈迦はあえて16人の王子の1人に扮して大通智
勝如来の子供のように修行に励んでいたらしいのです。
 
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  3. 今 日 の 謎 !   (滅)
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まず、今日の謎を整理して見ることにしましょう!
 
その謎1:化城とはどういう意味はなんでしょう?
 
その謎2:如来には本来、家族や子供が居るものなのでしょうか?
 

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  4. 今 日 の 知 識 !  (道)
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化城とは化けてそこに有るように見せている城であり、実際には何も無かったのです。
たとえばこの品では大通智勝如来の大活躍が描かれていますが、その大通智勝如来そ
のものは何も無く、16人の王子の活躍や功績のほうがその後の世界に影響していて
その王子たちこそがいずれ各々に佛に成り、現世までにその存在が有ったのです。
 
そもそも如来にも子供はいるのでしょうか? 如来とはこの世の一大事にのみやって
来るのですからその際に子供まで引き連れて来るでしょうか?
ところで、実際には釈迦にも子供がいたようですし、法華経には書かれてはいません
が結婚もしていたという伝説がありますね。
 
また、序品第一に登場している日月燈明如来にも八人の王子がいたと書かれています。
しかし、実際に子供がいたとはっきり紹介しているのはこの大通智勝如来と日月燈明
如来の二如来だけなのです。更にこの如来の子供は皆王子だったと記されていますか
らその如来自体が王様をこの世でしていたということなのでしょう。
確かにこの度の釈迦如来も出家する以前は王或いは王子だったのです。
 
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  5. 今 日 の 解 脱 !  (悟)
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そこで、如来ではない佛には子供はいたのか?と考えますと、佛陀といわれる佛には
子供がいたとは書かれていません。また、王と名のつく如来や佛陀もいますがそれら
は皆王子がいたとは書かれていません。
特に妙音菩薩品の雲雷音王佛陀と妙荘厳王本事品の雲雷音宿王華智佛陀のすでに成仏
して活躍している二佛陀も、両方とも王佛陀ですが王子のことは書かれていません。
 
なお、釈迦は法華経を求め出家する際、それまでの王の政を太子に任せてから提婆逹
多に支持し成佛を得ました。
その太子は佛となった釈迦の子供として王を引き継ぎながら将来にそのまま成佛すれ
ばそれで王佛或いは王佛陀と成るのかもしれません。つまり、恐らく王佛(如来)や
王佛陀は王を辞めないまま佛となったということではないのでしょうか?
 
以上のように、この品はとてもつじつまが合わなくなるくらいチンプンカンプンな化
城のヒストリーですね。
これは到底すぐには解る事ではなさそうなのが悟りのようです。それだけにあえて化
城という題名であってあまり必要でもない教えの意味なのではないでしょうか? と
りあえずこの品辺りで一休み一休みの一休さんに任せて私たちは休養しようではあり
ませんか。
 
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  6. 今 日 の 振 り 返 り !(脱)
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今日は少し早めに終わって、スッキリ!なんてのは私だけでしょうか?
それにしてもややこしいのは早めに切り上げる、その早めにが一番良いのではないで
しょうか? わかる所からどんどん先へ進めて行きましょう。
 
また、早さは難しさに勝るとも思いませんか? 早く生まれた兄弟の兄は家のことを
継ごうと弟に任せようと二者選択の自由な分が弟よりも勝るのが本来ですよね。
 
時には一気に割り切ることのほうが真実に近い時もあるものです。
悩みがいつかは必ず勝つパワーとなると信じるのは哲学者や倫理学者の世界なのでし
ょうが、仏教では存在する悩みはいつか必ず消滅させるためにあるのですから。
 
 
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
末永くご愛読いただけますよう、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
 
 (ぶっけん)
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